【世界の衣食住】チェコ

世界の衣食住

グヤーシュ クネドリーキ

今回の世界の衣食住はチェコについてご紹介いたします。

 

 

 

 

 

 

 

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~衣~
チェコでも華やかな民族衣装で有名な地域の1つであるハナ―地方では、
女子は袖口をリボンでくくった風船のように膨らんだ袖のブラウスに刺繍を施した絹のベストに、足首丈のたっぷりしたスカートの裾はチェコ独自のアイレット技法(台布に開けた穴をかがるオープンワークの一種で、台布に指が通るほど大きく開けた穴で模様を施すチェコ独自の高度な技法)のレースで飾られています。
首を一周するフリルのような円形の飾り襟もレースやオープンワークで飾られており、腰には緻密に花模様を刺繍した裾まで垂れる長いリボンを結び、髪はスカーフで覆っています。また、寒い時期は長袖の黒い上着を着ます。

男子はかなりたっぷりした袖でカフスと襟回りにリボンを飾った刺繍のあるシャツ、刺繍のある深い緑色の絹のベスト、膝丈のからし色かレンガ色の毛皮のズボンに黒いブーツを履きます。
チェコ民族衣装

 

~食~
チェコは内陸国であるため、チェコの食文化は、日本の食文化とはかなり様相が違います。また極めて肉料理が多いと言えます。チェコ人の一般的な食生活は、副食にチェコの蒸しパン、ジャガイモ、お米などを用い、主食には豚肉、牛肉、魚などの素材が用いられ、それらに様々な種類のソースをかけて食べます。また、もてなしかたも日本とは異なり、一枚の大皿に全ての料理が盛られています。

グヤーシュ クネドリーキ
チェコ料理は隣国のドイツやハンガリーの民族料理をルーツとし、独自のアレンジを加えたものがチェコ料理には多くあり「グラーシュ」もハンガリーが起源の牛肉シチュー料理です。牛肉と玉ねぎ、パプリカなどから作られ、味は濃厚。牛肉がとことん柔らかくなるまでじっくり煮込んでいます。また、メインの肉料理に欠かせないのが「クネドリーキ」という日本でいう蒸しパンもチェコの伝統料理となっています。
その他の風物詩として、イースター(復活祭)の期間の卵料理があげられます。この期間に卵料理が頻繁に登場するのは、卵には、「復活・再生」の意味があり、また、春の象徴でもあるからです。そして、食べ物の他にも忘れてはならないのが、飲み物。チェコは世界屈指のビール大国であり、世界で最も美味しいビールを、安い値段で味わうことができます。多数のビール工場から、様々な種類のビールが出荷されています。最も有名なビールは、チェスケー・ブデヨビツェの「バドワイザー」とブルゼニュの「ビルスナー」と呼ばれているビールです。

~住~

パネラーク

長年チェコ庶民の住居として親しまれてきた集合住宅に「パネラーク」というものがあります。これは第二次世界大戦後の共産主義体制時代に建てられた集合住宅です。プラハ郊外に多くみられ、今では郊外地区の景観になっています。

パネラークの住居はあまり広くなく、同じような建物が並んでいます。日本で見られる団地のようなものでしょうか。キッチンや水洗トイレ、バスなどの生活に必要な設備がしっかり完備されているのはもちろん、建物は断熱性も高いので、寒暖の差が激しいチェコの気候でも快適に過ごすことができるそうです。

また、居住スペースの狭さを補うように、共用部は充実しているそう。各家庭用の倉庫や、屋内外に洗濯物干し場が用意されているところもあるそうです。

 

いかがでしたか?

実は、チェコは1993年に独立したばかりなのですが、素晴らしいカルチャーが多く存在しており、世界遺産の数も世界ランキング19位と、規模が小さい国とは思えないほどかなり種類の豊富な世界遺産を保有しているんです。訪れた際は、あまりの美しさに人々から「眠れる森の美女」と呼ばれるようになった『チェスキークルムロフ』に行ってみては?

チェスキークルムロフ

 

 


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