カナダ留学体験記

中央大学3年―溝口梅乃さん
□行った国・期間
カナダ(バンクーバー)
1か月
□留学しようと思った理由
「大学生になったらやってみたいこと」の1つが留学だったから。
シンプルだけど、本当にそれだけの理由です。
もともと英語や海外が好きだったのですが、行くなら就活などが始まる前、将来の進路を決める前に行きたいと思い、2年生の春休みに行きました。
□語学学校
私は午前中に文法と会話のクラスが1つずつあり、午後に選択授業として、リスニングのクラスを1つ取りました。
他の語学学校に通っている友達の話も聞きましたが、短期の留学であれば、通う学校によってカリキュラムなどに大きな違いはないと思います。
ただ、2月3月と8月9月はどうしても日本人の留学生が多くなるので、1クラス当たりの国籍割合を制限している学校を選ぶことをおすすめします。
□ホームステイ
3人家族と犬1匹猫2匹、さらにスイス人とコロンビア人のルームメイトがいる家に滞在しました。
留学当初は、家にいるとつい学校の勉強をしてしまったり、外で英語浸けなことに疲れて1人で部屋でゆっくりしたい、と思っていました。
しかし、せっかくネイティブの人と話が出来る場所なのにもったいない!と考え直し、それからはどんどんリビングに出ていって家族と交流を持つように心がけました。
また、同じ「英語を勉強する」という目的を持ったルームメイトがいたことで、お互いの友達を紹介して一緒に遊びに出かけたり、
テスト前には励まし合ったりできたことも、刺激になってとても良かったです。
□放課後や休日
買い物をしたりフードコートでひたすらおしゃべりをしたり、休日はホッケーの観戦や離島への1dayトリップなどなど…。
基本的に時間がたくさんあるので、色々なところに出かけました。
学校が企画するアクティビティに参加すると、チケットの購入などの手間が省けるし、何より友達が増えるのがメリットだと思います。
しかし、自分で行くより料金が高く設定されていることもあったので、留学後半は友達をたくさん誘って、自分たちで遊びに行くことも多くなりました。
□「英語が楽しい!」と思えた瞬間
学校の授業の一環で、「人の会話を遮る」という練習をしたことがありました。
先生曰く、「英語を話す時は、人の会話を遮って質問をする方が、相手の話に興味があるんだと伝わる」とのことでしたが、
日本の文化とは違うし、最初はとても苦労しました。
しかし、やっていくうちに勢いがつき、いつの間にかサウジアラビア人のクラスメイトと議論になったのです。
話のトピックは「日本人はなぜそんなにスピーキングが出来ないのか」というもので、議論というには簡単なものだったからかもしれません。
それでも、間を置かずに、頭に浮かんだことをぽんぽんと話せたことがとても嬉しく、会話に苦手意識があった私には自信になりました。
□現在、留学を考えている人へメッセージ
お金の問題や時間の問題など、短期とはいえ、留学するにはいくつか乗り越えなければいけない壁があります。
でも、それを踏まえた上でも、行きたい気持ちがあるなら「留学しない理由がない!」と思います。
自分の意思が上手く伝わらないこと、思った通りに伝わっているのかも分からないこと、時にはお互いよく分からないまま会話が終わってしまうこと。
大変なこともありますが、その分色々な国の人が一緒になって笑いあえている時の楽しさも特別なものがあります。
思い切って一歩踏み出してしまえば、「awesome!!(ルームメイトがよく言ってました。笑)」な体験があなたを待っていますよ^^