【世界遺産特集】近代建築

 

こんにちは。世界遺産特集第三回です。

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日本の代表的世界遺産といえば、あなたは何を思い浮かべるでしょうか。

日本で初めて世界遺産に登録されたのは法隆寺(1993年に登録)です。世界最古の木造建築として有名ですが、これとは対照的に、世界遺産には近代建築もいくつか存在します。今回の記事では、それらをいくつかご紹介します。

①オペラハウス(オーストラリア)


シドニーを代表するこちらの建物ですが、着工から完成までに紆余曲折を経て14年の年月がかかっており、竣工は1973年とかなり新しいです。特徴的な外観で、一度見たらなかなか忘れられませんよね。屋根は貝殻をイメージして作られており、海辺という立地にもマッチしています。このオペラハウスをデザインした建築家は当時は全く無名だったというのも夢がありますね。

②ファンネレ工場(オランダ)


たばこ、紅茶、コーヒーの工場として、第一次世界大戦後から1995年まで操業されていました。「20世紀前半における近代主義・機能主義の象徴」として高く評価されています。ガラスが一面に貼られており、室内まで日光が届く様子は、のびのびとした雰囲気を感じさせます。工場だと言われなければ、どこか空港のようにも見えます。まさにロッテルダムの隠れた名所ですね。

③ル・コルビュジエの建築作品

2016年に登録された新しい世界遺産です。その登録名の通り、スイスの建築家であるル・コルビュジエの作品群が世界遺産なのですが、彼の作品はフランスやインド、アルゼンチンなど複数国に存在しており、大陸をまたぐ世界遺産としては初になります。ところで上の写真、どこかで見たことがありませんか?この写真は東京の上野にある国立西洋美術館で、彼の作品群の一つとして世界遺産に登録されています。国立西洋美術館はル・コルビュジエの建築理念だった「無限発展美術館」を実現したものとして高く評価されています。訪れる際には、展示されている美術作品だけではなく、建築様式にも着目してみると面白いかもしれませんね。

 
いかがでしたか?「遺産」はなにも古さが全てではありません。比較的近年に作られたものであっても、人類の創造性を具現化した成果であり、未来に受け継ぐべき立派な遺産の一つです。建築は、ある目的(オペラハウスであれば公演場の設立、ファンネレ工場なら嗜好品の生産、国立西洋美術館であれば美術作品等の展示)に向けて為されるものでありながら、時として、その美しさや技術が遺産として後世に伝えられることになるので、興味深いですよね。
以上、近代建築をテーマにお伝えしました。


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