フィリピン留学体験記

大学名 日本女子大学 3年 山﨑 なつみ
留学先の国 フィリピン
地域 バギオ
・留学期間:一ヶ月 8月中旬〜9月中旬
・総費用 私費 10万円
・留学先学校名:BECI (語学学校)
・滞在形態 寮
□留学先にフィリピンを選んだ理由
アメリカ、イギリス、オーストラリアなどに比べ英語の語学留学費用が格安であるにも関わらず、一日4〜6時間のマンツーマンレッスンが受けられる点に惹かれ、留学先にフィリピンを選びました。
□留学先の平日の生活
(タイムスケジュール、授業内容、学校の雰囲気、普段の食事、住環境など)
私は一日4時間のマンツーマンレッスン(ライティング、会話、文法、イディオム)、2時間のグループレッスン(スピーキング、リスニング)を受けました。他にもディベートや発音のレッスンなども開講していました。いずれも先生はフィリピン人の方です。フィリピンに住む人々のほとんどが英語と自分の種族の言語の二カ国語を操ることができます。(フィリピンは世界で3番目に英語を話す人が多い国です。)夕食後は宿題や、自習の時間に当てました。またネイティブの先生によるナイトクラスも無料で開講していました
7 | 10 | 12 | 15 | 17 | 19 | 21 |
23(時) |
朝食授業 | 授業(2コマ) | 授業昼食 | 授業(2コマ) | 夕食 | 自由時間(宿題、自習など) | 自由時間 | 就寝 |
私の通った語学学校は韓国人と日本人が同じくらいの割合で在籍していました。そのため韓国人のお友達もたくさんできましたよ!先生は皆優しくて気さくな人ばかり。放課後、先生と先生の彼氏さんと私の3人で街へ遊びにいったりもしました。
食事は3食学校でいただくことができます。韓国人が経営している語学学校だったせいか、毎食必ずキムチがつきました。味は日本人や韓国人向けに改良を重ねたそうで、美味しくいただけました。特にマンゴーやバナナなどフルーツがとても美味しかったです。日本では見かけないようなフルーツも街にはたくさん売っていました。
学校のランチの写真です。
学校には日本人のスタッフさんも2名おり、安心してプログラムを開始することが出来ました。また平日の夜10時には必ず点呼があり、それ以降の時間の外出は禁止という門限もあったので毎日とても規則正しい生活を送ることが出来ました。勉強に集中できます。
(寮の外観です。)
(寮の内装です。)
□休日の生活(過ごし方、街の雰囲気など)
休日は学校で仲良くなった友人と外食に出かけることが多かったです。世界遺産に登録されているバナウェのライステラス、ビガンの歴史地区へ足を運んでいる友人も多数いましたが、学校のあるバギオからバスで片道6〜8時間もかかるため私は行くのを断念しました。クラブやカジノなどの娯楽施設はバギオ近郊にあるので、門限のない週末に出かける生徒さんが多かったです。私は土日を利用してハンドレットアイランドという島を訪れました。とても奇麗だし、バギオから車で片道3〜4時間とアクセスもしやすかったです。
□トラブルや悩みはありましたか?
8、9月が丁度雨期だったため、毎日が湿気との戦いでした。部屋干しは絶対に出来ません。お気に入りのスニーカーを部屋に干しておいたら1日でカビが繁殖しました…
洗濯物達は学校の敷地の近くにあるランドリーにお世話になっていました。(1キロ40ペソ=80円くらい…安い!)
□留学でよかったことや、成果は何ですか?
たった一ヶ月の留学では英語力を格段にアップさせることは正直難しいなと思いました。しかし、勉強へのモチベーションは確実に上がりましたし、日本人の友達は勿論、外国のお友達もたくさんできました。今でもよくFacebook等で連絡を取り合っています。毎日4時間のマンツーマンレッスンのおかげか、特にリスニング力が上がった気がします。単純に一ヶ月間異国の地で生活出来たことはとても楽しくて学生時代の良い思い出になりました。
□留学を悩んでいる人へのメッセージ
もしフィリピン留学を検討している方がいらっしゃるのであれば、ビギナー〜中級者レベルの方にはもってこいの環境だと思います。特にバギオはフィリピンの中でも治安の良い場所なのでおすすめです。私は当初親に女の子一人でフィリピンへ行くなんて危ない!と反対されてしまい、一度は留学をあきらめました。しかしそれをなんとか説得しました。結局出国時には温かく私を見送ってくれ、帰国後には行って来て本当に良かったねとまで言ってもらえました。長期留学には莫大な費用とたくさんの時間がかかります。なのでもし留学を迷っているの人がいるのであれば、試しに短期の語学留学へ行ってみることををおすすめします。学生の皆さんは応援してくれる家族や周りの人がいることを忘れず、留学を楽しんできてください!