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四国(日本)

 

どーもー!!みなさん初めましてこんにちは。笑

この度、イベント局で活動させて頂く事になりました、まこまこコーチことまこっちゃんです。以後お見知りおきを。

 

ではでは早速本題に移らせて頂きますが、皆さん『お遍路』というのはご存知でしょうか?

巡礼という言葉と非常に似ているのですが、ちょっとだけ違うんです。

 

巡礼とは主に、世界各国の聖地を巡る宗教的行為の事を一般的に指します。

有名どころでいうと、スペインの世界遺産であるサンティアゴ・デ・コンポステーラへ続く巡礼路などが有名ですね!

最近ではその巡礼をメインとしたコメディ映画、『星の旅人たち』という映画でより一層有名になったのではないでしょうか。

 

それに対し最近『お遍路』という言葉は、四国での巡礼だけを指す言葉として定着しつつあります。

本来の語源から説明していくとなると膨大な時間を要するので、簡単に説明すると、

四国の巡礼路は平安時代からある巡礼路で様々な僧や修験者、

かの空海(弘法大師:真言宗の開祖)も修行の場に用いたとされる道なのです。

主に海岸沿いが多いのですが、この海岸を昔の人々は『辺地(へち)』または『辺路(へじ)』と呼んでいたそうです。

そこから時が経つにつれて、『遍路(へんろ)』と語形変化していったそうです。

このお遍路というのはそもそも、八十八ヶ所のお寺を巡る事を指すのですが、

ここで皆さん大多数の方が一つ疑問に思う事があると思います。

 

『そもそも何のためにお寺巡りをするの?』

 

自分自身も最初このお誘いを知人から受けた時に思った疑問がこれです。笑

ですが、これは人それぞれ違うと思います。

なぜなら、本当に人それぞれで、実際にお遍路中に出会った方々に聞いたところ、

達成感、観光、出会い、失恋からの復帰、宗教的観念、感謝の気持ち、悩みからの克服、などなど

本当に様々な目的、気持ちで来ているんだなとつくづく実感しました。

 

 

さて、前置きはこのぐらいにして早速自分の体験談を綴ろうと思いますが笑、

この経験は非常に急であり、非常に危なっかしいというなんとも突発的な出来事となっております。笑

*本来は安全で、楽しめる旅路となっております。

 

ある日の夜中、思いっきり爆睡していたところに一本の電話が入ってきました。

電話の相手は、自分が所属しているアウトドアスポーツの社会人団体で知り合った

一世代上回るエナジーあふれるおじさん。ここではAさんでお願いします。笑

 

Aさん 『現代の秩序社会から抜け出した旅に興味ない?』

 

後々考えれば、普通に秩序社会に頼ってた(お金とか笑)と思うのですが、

なんという馬鹿げた企画なんだと思ったのが最初の本音です。

これに最終的に乗ってしまった自分もどうかと思うのですが、とりあえず先の言葉が全ての始まりでした。

 

二人で決めたこの旅の条件の一つとして『本当の必要最低限の持ち物』というのがあったのですが、

ザックや色々な小物も全てもっていかない、もちろん、携帯もカメラも食料も。

持って行って良いものは、替えの下着、財布、お遍路時に必要な装備類、水筒、時計、お遍路マップだけです!!!!!

緊急時どうするのかという質問に対し、かのAさんは

『まこっちゃんと俺なら大丈夫しょ。予定通り進めば。』と、なんというテキトー人間。笑

更に、本来歩き遍路というのは、全ての距離を表すと1200~1300kmであり、

一般人の平均日数は40日から50日かかるといわれているところを30日ピッタリで全行程行くという、

無謀に無謀をかけあわせた本当の修行になるだろうと予期したのは否めないです。

そんなこんなで、始まった訳です。笑

 

前日の夜、新宿駅に集合し夜行バスを利用して、徳島駅へ。

この移動している間、二人は、これから始まるというわくわく感とこの先の得体の知れない未知な旅に

不安に駆られながらも、バスの中で爆睡しました。

 

そして翌日朝7時前に徳島駅に到着。徳島駅からは、JRを利用して板東駅へ。

そしてそこから徒歩で第一番札所霊山寺(りょうぜんじ)に到着。

ここで必要な装備類、参拝道具などを買いしめて、やっとこさ参拝。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当であれば、八十八ヶ所全てのお寺や某Aさんをはじめ、ちょっとした名所などもっと紹介していきたいのですが、

なんせカメラさえも持っていかなかったのでほんと申し訳ない気持ちいっぱいです。笑

 

第一番札所霊山寺から実質お遍路旅が始まりましたが、

Aさんと相談していく中で一日に平均30〜50km、時間でいうんであれば、

一日12時間を目安に歩こうというになりました。

数字でいうとイマイチパッとしないと思いますが、半端じゃなく体力使います。笑 決しておすすめしません。

ですが、この道中でこんなにも体力消耗している中、心にじわ〜とくる出来事が多々ありました。

 

それは『お接待』という地元住民の方の優しさです。

普通、私生活で外を歩いていても赤の他人から声をかけられるなんて事は滅多にないですよね?

でもここでは、尋常じゃないくらい地元の方々から話しかけてくれます。

時には、ちょっとした休憩時などにはお茶や昼飯を頂いたり、宿代わりとして家に泊まらせてくれたりなど、、

これぞおもてなしの真髄だとつくづく実感させられました。

 

道中では主に、海沿いが多かったです。

といっても海岸ほどというわけではないのですが、とにかく海の匂いがぷんぷんします。笑

個人的にとても体力を消耗した箇所が何カ所かあるのですが、主に山道ルートです。

お遍路では山奥にある寺が何個かあります。

ですがこのルートは急勾配や、極端に狭い山道があるのでもはや登山靴が必要だと思います。

最も苦労した箇所は60番札所、横峰寺(よこみねじ)までの道中がめっちゃくちゃ疲れました。

坂をくだってあがっての繰り返し、、、、笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっとこさで到着の横峰寺。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分たちが着いた時はもう辺り真っ暗の夜中でした。

そしてそのまま、宿坊(お寺にある無料宿)をご迷惑覚悟でお願いしたのを覚えています。笑

 

これからもしお遍路をお考えの人がいるなら、必ず救急用品を持ち物に入れてください。

なぜなら慣れない長時間の歩きはけっこう足に負担がかかります。

まめとかも当たり前といっていいほどなりますので必ずもっていく事をオススメします。

 

ラスト八十八番札所、大窪寺(おおくぼじ)には、予定の一日前に到着!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後の参拝を終え、二人は満足感、疲労感、そして足の痛さヒリヒリMAXと共に四国八十八箇所を達成しました。

この旅を終えて、多少無茶な場面(野宿とか笑)も多々ありましたが、自分は何より現地人の優しさを身をもって体験しました。

私生活ではなかなか体験できない優しさを感じれてより一層この旅は印象ぶかいものとなりました。

また機会があれば次は逆方向から(逆打)やってみたいなと思います。笑

 

 


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