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【世界文化比較】バレンタイン

 

 

今回は各国のバレンタインデーについて紹介したいと思います。国によって違いがあることは知っていても、どう違うのかはあまり知らないですよね。今回紹介する国はイギリス、台湾、フィンランドです。

キーワードは①対象②普及時期や内容

 

最初にイギリスを紹介します。

①日本とは違い、クリスマスのように「恋人のための日」であり、「片思いの人が告白する日」といった認識はあまりないようですが、家族内でプレゼントを贈りあうこともあるんだとか。「愛する人」であればいいそうです。

②イギリスではプレゼントにカードを添えて贈るのが主流で、カードを贈る習慣は18世紀に始まったそうです。チョコレートを贈る習慣はイギリスで始まったもので、19世紀後半にキャドバリー社というお菓子メーカーが販売した美しい絵のついたチョコレートボックスやハート型のボックスが贈り物としてバレンタインデーに多く使われるようになり、その風習がほかの地域に広がっていきました。

チョコレートに限らず、ケーキや花、ジュエリーなどのプレゼントにカードを添えて恋人とプレゼントの交換をします。女性から男性に贈るといった決まりはなく、双方が用意するか男性から女性へプレゼントすることが多いようです。贈り物に添えるカードには「From Your Valentine」や「Be My Valentine」と書かれているそうです。

また、古い習慣として贈り主の名を書かずにプレゼントを贈ることがあります。郵送の場合も、イギリスでは送り主の住所は書かれないのでばれることはないそうです。匿名でプレゼントが届いたら、誰が送ってくれたのかワクワクしますね!

 

次は台湾です。

①台湾も「カップルのための日」という認識が強く、義理の習慣はないそうです。

②台湾のバレンタインの最大の特徴は年に2回あるところで、1回目は日本や他国と同じ2月14日、2回目は旧暦の七夕の日。2回目の方は「プロポーズの日」とされていてどちらも同じように楽しんでいますが、若者は2月14日に盛り上がる人が多く政府は古くからある旧暦の方を重んじているそうです。

男性が高級ホテルのディナーの予約などデートのセッティングをして、プレゼント交換をするのが定番です。そのため、バレンタインデーが近づくとホテルのレストランは予約でいっぱいになってしまいます。またバレンタインデーも旧暦の七夕と同じようにプロポーズをする人が多く、高級ホテル内のレスロランにはプロポーズするためのテーブルが用意されているところもあります。

プレゼントにはバラの花束が王道で本数ごとに意味があり、

1本→Only Love

3本→I Love You

11本→Favorite

99本→Forever

108本→Marry me

だそうです。他の本数にも意味があるので気になったらぜひ調べてみてください!

 

最後はフィンランドです。

①Ystävänpäivä(ユスタヴァンパイヴァ:友情の日)と呼ばれ、男性から女性、女性から男性という縛りは特にありません。

②フィンランドは戦後、旧ソ連の支配下にあったのでアメリカ文化の輸入に消極的でした。フィンランドに「友情の日」としてバレンタインが普及したのも冷戦が終わる1980年でした。ハロウィンやイースターなどの文化もアメリカと少し違う、独自のイベントになっているそうです。

また友情の日とはいっているものの、他国からの影響か赤いハートを用いた商品が多く贈り物はカードや小物、スイーツ、花など他の国と似ています。お店には友達の日コーナーが特設され、花はバラとチューリップの花が多く売られています。

似ているようでも細かく見ると異なる点が見えてきますね。この3か国以外にもいろいろなバレンタインがあるので調べてみると面白いし、いつか役に立つかもしれないですよ!


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