アイルランドってどんな国であるか皆さん知ってますか?
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Dia dhuit!
こんにちは!
世界市海外支部ぽっぷです!
今回は現地アイルランドから日本人にとってまだまだなじみの薄い「アイルランドとその魅力」についてお伝えしてしまいたいと思います!
まずアイルランドがどんな国か、みなさんご存知ですか?
アイルランド共和国 は、北大西洋に浮かぶ北海道よりやや大きいほどの島国で、島の北部ではイギリス領の北アイルランドと面しています。意外にも国の第一言語はゲール語、第二言語が英語となっていますが、国民の大半は主に英語のみを話します。それでも、標識など街の至るところにゲール語は英語とともに併記してあり、小中学校では必修科目にもなっています。
人口はおよそ460万人で、福岡県単体の人口がおよそ500万人であることを考えるとアイルランドは決して大きな国ではありませんね。
しかし、そんなアイルランドがこれまで世界に与えてきた影響は多方面で大きく、非常に興味深い国なのです!
さて今回は、
①観光
②お酒
③文化
を中心にスポットを当て、最後に番外編として「ヨーロッパをもっと安く手軽に満喫しちゃおう!」を付け加えてお届けしたいと思います!
①アイルランドのここがオススメ!観光編!
日本から訪れる場合、首都ダブリンがその玄関口となります。2015年11月現在日本からの直行便はなく、アムステルダムやロンドン、中東などを経由する必要があります。ダブリンには歴史あるOld Libraryが見どころのTrinity Collegeや、世界屈指のパブ街Temple Barなどがあるほか、いまや世界中から愛されているアイルランドが誇るギネスビールやアイリッシュウイスキーの工場見学などが魅力です!街そのものは大きくなく、丸一日あればダブリン市内の観光は楽しめるでしょう。
映画「スターウォーズ」のJedi ArchivesのモデルになったTrinity CollegeのOld Library
アイリッシュパブが立ち並ぶTemple Bar
おしゃれな街で散策や見学、買い物をしつつ、少し疲れてきたらパブでギネスビールを飲んで休憩して、おしゃべりが大好きなアイルランド人と話に花を咲かせる、なんてのもいいですね。 しかしここは自然豊かなアイルランド、少し郊外に足を伸ばせばアイルランド観光の楽しみはさらに広がっていきます!
続いては、世界の中でもアイルランドでしか見る事の出来ない自然の風景をご紹介したいと思います。
Ⅰ) モハーの断崖
アイルランド西部の街ゴールウェイから南西へ70kmほどのところにモハーの断崖はあります。その名の通り、高さ120mから200mの断崖が約8kmに渡って続くアイルランド屈指の観光地です。大西洋を雄大に望むその景色は素晴らしく、映画「ハリー・ポッター」シリーズにも登場します。
ゴールウェイの街から安く日帰りツアーを利用できるのでぜひともおすすめしたい観光地です。
文字通り断崖絶壁!のモハーの断崖
Ⅱ) ジャイアンツ・コーズウェー
ダブリンから北へ250km、イギリス領北アイルランドにあるジャイアンツ・コーズウェーは、六角形に形づいた岩が広く連なって海岸線を成しており、一見異様とも思える風景となっています。この独特な景観を作り出した理由として、大昔アイルランドには巨人が住んでいて、彼が対岸にあるスコットランドの巨人との決闘にいくために架けた橋だった、という巨人伝説などがあります。 一方、地質学的には太古の時代の火山活動の結果であり、人が上って歩けるほどの強度とこれまでの規模のものは世界でもあまりないと言われています。
自然に出来たとは思えない本当に独特な風景なので、太古の巨人が作ったものだとロマンがあっていいですね♪
②アイルランドのここがオススメ!お酒編
ところでところでみなさん、アイルランド人はお酒がとっても大好きなこと知っていますか?
というのもアイルランドの歴史の中でお酒は大きな意味を持っているからなんです!
続いては世界に誇るアイルランドのお酒を取り上げていきますよ!
僕がお酒好きだからではないですよ!違いますからね!
古くから親しまれているギネスビールとウィスキーのご紹介です!どどん!
Ⅰ)ギネスビール
いまやアイルランドの代名詞ともなっていますね!!ギネスビールは1750年代創始の老舗ビールメーカー・ギネスが作るスタウトビールで、ほかのビールにはないクリーミーな泡が特徴です!
自分は日本にいた頃、どちらかというとこのギネスは苦手でした!そんな自分ですが、本場アイルランドではすっかりギネスの虜になってしまいました!笑 ビールサーバーから注がれるギネスは、黒ビールにある苦みや「つん」とくる味の濃さとは違い、香ばしい香りと濃厚な味なのにすっと飲める飲みやすさがあり、衝撃的でした!
また、アイルランドではクラフトビールの醸造が盛んで、地方に足を伸ばせばその地方でしか飲むことができないビールを楽しむことができます。時間のある滞在をされる方にはそちらを楽しんでみるのもオススメです 🙂
さらに、アイルランドはカキの生産地として有名で、毎年9月にはオイスターフェスティバルがゴールウェイの街を中心に開催されています!美味しいビールとカキ、くーーーっ!!
Ⅱ)アイリッシュウィスキー
続いてはウィスキーを見てみましょう!
突然ですが、世界五大ウィスキーってご存知ですか?
スコッチ、アメリカン、カナディアン、朝ドラのマッサンで日本でもブームが巻き起こりましたね!ジャパニーズ、そしてアイリッシュの五つが数えられています。アイルランド人はウィスキーの歴史に誇りを抱いており、日本のウィスキーが世界で一番に選ばれたよ!実は日本のも結構すごいんだよ!! と話しても信じてもらえませんでした笑
特徴として、他のウィスキーに比べ、アイリッシュは製造過程の違いからくせが比較的少なく、飲みやすいウィスキーとして知られています。ジェムソン (JAMESON)や、ブッシュミルズ (BUSHMILLS)などが有名です。 お酒が好きな方は他地方のウィスキーと味わいの違いを楽しまれてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、ウィスキーという言葉の語源はゲール語のuisce(イシュケ)という言葉に起因していると言われており、ウィスキーは古くから根付いた文化の一部である事が伺えますね!
③アイルランドのここがオススメ!文化編
話は打って変わって、文化的なアイルランドの一面をお伝えしようと思います。アイルランドは世界的に有名な文豪が多く、ジェームス・ジョイスやオスカー・ワイルドがその一部です。彼らは世界的に著名な作家たちですが、アイルランド出身ということは知っていましたか?
彼らが生きた時代のアイルランドは、主にイギリスとの間で不安定な状況が続いており、その際の苦労や経験が彼らの作品に影響を与えていたのかもしれませんね!
また、先日日本でもハロウィーンがありましたね!
みなさんは仮装してどこかへでかけたりしましたか?
実はこのハロウィーンの習慣もアイルランドが発祥と言われています!ハロウィーンの前後いずれかの週は学校が一週間お休みになったり、小さい子供たちがかわいらしい仮装を身にまとってお菓子をもらいに近所の家を尋ねてまわります。ダブリンの街中では、大勢の人が仮装をして練り歩きます。みなさん本当に手の込んだ仮装をしていて、本当に楽しい瞬間でした!
写真左のイケメンが着ているのはアイルランドに住むレプラコーンという妖精の衣装で、よく似合っていますね!ちなみに彼らはブラジル人でした!笑
ハロウィーンのTemple Bar。たくさんの人が街を歩きます。
みなさんも来年はアイルランドで本物のハロウィーンを経験されてはいかがですか? 写真を撮ったり撮られたり、間違いなく楽しく素敵な思い出になりますよ!
そろそろ終盤です!ここまでお読み頂き本当にありがとうございます!
今回は観光、お酒、文化に焦点を当ててアイルランドを取り上げてきました。これまでの歴史の多くをイギリスの影響を受け続けてきたアイルランドは、かえってイギリスとは少々異なった文化や、国民の価値観を形成してきました。
街中で知らない人と会話をしても話が盛り上がったり、週末にはお昼からパブでビールを飲んだり、とにかくのんびりでマイペースを保つ国民性であるように感じています。おそらくイギリスに住んでいる人々よりもその側面は強いでしょう。
それでいてカトリックらしい情熱的な一面もあるのがアイリッシュ。ラグビーが盛んなアイルランドでは、私たちが日本人であることを知ると、ラグビーW杯で南アフリカを破ったことに対して、すごく感動したよ!いいチームだったよ!なんて突然ハグをしてきたりもします。笑
それでは最後に、いまやヨーロッパをまたにかけていると言っても過言でもないアイルランドの誇る格安航空会社をご紹介して終えたいと思います!番外編「ヨーロッパをもっと安く手軽に満喫しちゃおう!」行きまっしょう!
『ライアンエアー』(https://www.ryanair.com/ie/en/)
ヨーロッパをよく旅行される方ならご存知かもしれませんが、ヨーロッパへの旅行をこれからお考えの方にはぜひとも利用を検討して頂きたい航空会社です!その名も「RYAN AIR(ライアンエアー)」です!
アイルランド国籍の世界最大規模の格安航空会社で、ヨーロッパ大部分とモロッコの30以上の国々に就航しています。最も衝撃的なのはその価格設定で、たとえばダブリンとロンドンであれば片道9,99ユーロでチケットが買えちゃうんです!
たとえばこちら!1月半ばのダブリンからスペインのマドリードへのフライト、一番安くて17ユーロ、2000円少々で行けてしまうのです!
もちろん時期であったり、離着陸の時間が早朝だったり、なんてこともありますが、それでもこの価格であればお得感があると思いませんか?日本語の公式サイトがない点や、搭乗時に諸条件などありますが、有効活用できればみなさんのヨーロッパの旅行の可能性がもっともっと広がっていくと思います!ぜひ一度お試しいただければと思います!
日本人にとってはまだまだ馴染みの薄いアイルランドですが、素敵な国民を持ち、のんびり休日を謳歌するにはもってこいの国です!みなさんが今までよりちょびっとでもアイルランドに興味をお持ちいただけていると嬉しいです!またどこかでお会いしましょう!ぽっぷでした!