こんにちは!
この画像を見て、朝の憂鬱な気分を思い出す人も多いはず…(泣)
日本の朝の通勤ラッシュの風景です。
今回の文化比較は 朝の通勤 について取り上げます。
紹介する国はインド、ベトナム、オランダ。
① 通勤手段、②交通渋滞、③服装の3つのポイントで比較してみたいと思います。
では、早速1か国めのインドから!
① インドの通勤ラッシュというとこのように列車から人がはみ出しているイメージを持っている人もいると思います。人口の多いインド。ムンバイ市内ではラッシュ時の乗車率が300%を超える時もあるそうです。乗客が落下してしまう事故も多いのだとか…。しかし、インドの全ての電車がこのような状況であるわけではありません。所得者層によって通勤手段は異なっていて、ビジネスマンは鉄道の他タクシーやバス、自家用車で通勤する人が多いようです。
② インドでは急速な自家用車の普及によって交通渋滞の状況が悪化しています。特に首都・デリーでは車の増加ペースに道路や他の交通機関の整備が追い付いていないため、渋滞問題は深刻なものとなっています。また、交通違反をするドライバーも多く、渋滞の一因となっているようです。
③ インドではネクタイを着用する習慣があまりないため、ノーネクタイ、ジャケットなしという服装のビジネスマンが多いようです。近年急速に経済が成長しているインドでは、外資系企業の流入などによりネクタイを着用する人が増えているそうです。
続いて、ベトナムの通勤風景です。
① ベトナムの交通手段として有名なのはやはりバイク!ベトナムのバイク保有率は世界第四位になっています。日本ではバイクより自動車の方が圧倒的に多いですが、ベトナムでは真逆。ヤマハやホンダなど日本の企業のバイクを使っている人が多いようです。バイクの他、バスで通勤している人もいます。
② ベトナムでもラッシュ時の渋滞は深刻な問題となっています。特にハノイ市とホーチミン市で特にひどくなっているようです。様々な対策がとられていますが、なかなか改善されていないのが現状です。
③ 上の写真の中にマスクをしている人がいることに気づきましたか?バイクの排気ガスで空気が悪いのでしょう。ベトナムの人が使用しているマスクは布製のもので、様々なデザインのものがあります。マスクの柄で個性を出しているというのは面白いですね。
最後にオランダです。
① オランダでは、混雑緩和のために自転車用道路の整備を積極的に行った結果、およそ3割の人が自転車通勤をしています。オランダの自転車保有率は世界で最も高くなっています。自転車で通勤する人を優遇している企業も多く、環境問題に対する意識の高さが伝わってきます。国土の1/4が海抜以下の干拓地で土地が平らということも自転車を利用する人が多い要因の一つとなっているようです。
② 自転車通勤が奨励されるオランダでもやはり交通渋滞は起きるようで、朝と夕方は高速道路が混雑します。電車の混雑は日本ほどひどいものではなさそうです。天候や工事で大幅に遅延することもよくあるようです。
③ オランダの通勤ファッションは様々です。日本に比べてスーツを着て仕事をする人は少なく、ほとんどの人が私服で通勤しています。
インド、ベトナム、オランダの通勤事情について比較してみましたが、どの国も通勤手段は違えどラッシュアワーの混雑からは逃れられないようですね…。
旅行中は通勤ラッシュのことはあまり考えないかもしれませんが、日本と比べてみるとなにか新しい発見があるかもしれません!
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