【世界の街並紀行】タリン(エストニア)

街並

今回はバルト三国の一番北に位置する国、エストニアの街並紀行をご紹介します!

 

 

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大学一年生の秋。

なにか毎日にモヤモヤとしていた私は海外に1人で旅に出てみることにしました。

一人旅と言えば聞こえは良いですが、今思うと全く英語がしゃべられないのによく出かけて行ったなあと思います。

相当モヤモヤしていたのでしょう。笑

 

そこで選んだ国が北欧フィンランドでした。

そして今日紹介するエストニアはフィンランドから日帰り旅行して4時間だけ滞在しました。

(そのうち2時間は道に迷って終始身の危険を感じていました笑)

 

なので検索エンジンに「エストニア」と調べて出て来るような

旧市街の美しい街並は私のカメラには残っていなかったので悪しからず。

 

 

さて、まずエストニアってどこだ。

 

ココです。

バルト三国のひとつです。南にラトビア、更にリトアニアが並んでいます。

 

 

ちなみにエストニアについてあまり知らないという方も多いかもしれませんが、

あの

「Skype」

はこの国で生まれたんです。知ったとき驚きました。

 

さてエストニアへはフィンランドから船や飛行機に乗り換えて行けます。

私は今回、船で向かいました。

 

 

エストニアに行く日。

さっそく問題発生。

なんと海が大荒れで船が出ないらしい。

 

「じゃあカウンターで明日に振り替えてもらえばいっかー♪」

 

・・・でもちょっと待てどうやって明日にチケット振り替えてもらえばいいんだ。英語わからんぞ。目の前のカウンターのお姉さん(ロシア語フィンランド語英語ペラペラ)がめっちゃこっち見てるしうわあああああああああああああああああ

 

と、まあこんな感じで船のターミナルで一人頭をかかえて考え込むこと1時間。

 

英語がしゃべれないとちょっとした問題にぶつかっても大きな問題になってしまうんですね。この時ほど英語が必要だと感じたことはありません。

 

なんとかお姉さんにたどたどしい英語(の単語)で意思を伝え、振り返ることができました。終始冷や汗でした。

 

はい。すいませんまだ旅が始まりません。

 

 

 

〜次の日〜

 

やっと旅が始まります。

翌日天気は曇りでしたがなんとか船は予定通り出航しました。

 

 

マカシーニターミナルから出発。

 

 

前日1時間頭を抱えていたターミナル窓口。

 

だいたい往復で8000円くらいかかったでしょうか。

この当時は1ユーロ106円とか今では考えられないような時だったので、

このくらいの値段でしたが、今はどのくらいになるかわかりません。

 

船に乗ると既にたくさんの人が乗っていました。

 

 

エストニアまでの約2時間、向かい側の席に女の人が1人座っていたのですが、ずーっと化粧をしていました。

途中少し眠ってしまったのですが、起きたときにはその女の人の顔は変わっていました(笑)

 

 

 

 

さあ。エストニアが見えてきました。

フィンランドとは違い、家々がカラフルで既にウキウキしてきました。

 

 

私がたどり着いたのはエストニアの首都

タリン。

 

さて時間がないので急いで旧市街へ入って行きます。

 

カラフルですね〜。昔読んだおとぎ話の絵本に載っていたような街並です。

 

タリンの街中にある家々にはなかなか面白い名前や逸話が残っている家が多いです。

 

この3つ連なった建物は

「三人姉妹」

と呼ばれています。

 

 

こちらは

「三人兄弟」

なんて呼ばれています。

 

 

 

こちらの家はフックハウスと言われており、家の前には木が植えられています。

しかし本当は街の街路には樹木を植えてはいけないらしいです。

ではなぜ植えられているのか?

 

昔々、ある猛暑の日、ロシアのピョートル大帝がタリンを訪れた際、この家で休んだそうです。

あまりにも暑く彼が「木を植えなさい」と命令したことにより、木が植えられることになったのだそうです。

ちなみにこの家、15世紀の修道院の幽霊が出るそうです。

 

 

またこの薄暗い通りにも、あるエピソードが残っています。

昔この通りにある家でオランダ商人が妻を殺害すると言う事件があったそうです。

それゆえこの通りではその妻の幽霊が出るようになったらそうです。

「ヴァイム」とは幽霊

と言う意味です。

その噂を知っていたからなのか、この通りを通るとき、少し寒気を感じました・・・

 

ちなみにこの記事が始まった時から、写真の端に黒いものがずっと写り込んでいますが・・・。

 

これはただ単にカメラが壊れてレンズのカバーの部分が開閉しなくなったため、

その部分が写り込んでいるだけです。

ごめんなさい幽霊でもなんでもないです。

 

(てかエストニア、幽霊関連の逸話多いな・・・)

 

 

 

さあまた街中散策を再開します。

タリンに来て気づいたことは、店先の看板が工夫されているということ。

 

 

一目見てここがなんのお店なのかがわかるようになっています。

工夫されていて面白いですね。

 

 

こういうのもありましたが、これはなんだったのか忘れてしまいました。笑

 

 

これは

ヨーロッパで最も古い薬局の一つ

と言われている市議会薬局です。現在も営業しています。

 

 

またこれはお店ではありませんが、

日本でも見たことがあるような標識ですが、

エストニアでは子を連れているのが男性ではなく女性ですね。

こういう標識一つも海外に出ると違いがあって面白いですね。

 

 

〜このあと私は、ガイドブックに

「昼間でも治安が悪いので要注意」

と書かれていたエリアで道に迷ってしまい、怖い思いもしましたが、

話が長くなるので割愛させていただきます。〜

 

やっとで賑わいのあるエリアに帰ってきました。

 

ここには手作りのセーターや手袋が売ってあります。

店先のおばあちゃんと値段交渉をし、

おじいちゃんへのお土産の手袋を購入。(でも未だにおじいちゃん一回も使ってくれてない。)

 

 

一番栄えているのはこの

ラエコヤ広場。

 

 

甘い匂いにつられて、匂いのする方に行ってみると、

民族衣装を着た若者がお菓子を売っていました。

 

 

 

アーモンドに砂糖やシナモンやその他スパイスが絡めてありました。

道に迷いかなりお腹がすいていたこともあり、余計に美味しく感じました。

もう一回食べたいです。

コレだけのためにもう一回エストニア行きたいです本当に。

訪れた際は是非、食べてみてください。でも道には迷わなくていいです。

 

 

この小さな出店はこの「オルデハンザ」というレストランのお店のようです。

 

 

なんて、やっと落ち着いて観光再開したと思いきや、

もう船で帰る時間になってしまいました・・・。

滞在時間短すぎた・・・

 

帰りの船内にて、近くの席にお酒を飲んで楽しそうにしていたグループがいたのですが、

その横を歩いたときその中のおじいさんから突然、

 

”I love you.”

 

と言われ手にキスをされました。

北欧の人はシャイな印象があったのでとてもびっくりしましたが、

(実生活で「愛してる」とか言われたことがなかったので)

嬉しかったです。笑

 

またフィンランドは消費税が20%を超えており、かなり高いので、

税の低いエストニアから大量にビールを買い抱えている人がたくさんいました。

 

 

短い滞在でしたが、フィンランドとはまた違う魅力を持ったすてきな都市でした。

旧市街のような昔の街並が残っているかと思えば、

旧市街を離れると、IT大国と言われるだけあって、多くの高層ビルが立ち並んでいたりと、

なかなか興味深い都市でもありました。

 

 

次回は是非、一泊滞在してゆっくりしたいものです。

みなさんもヨーロッパ、北欧を訪れる際は、是非エストニアにも足をのばしてみてください。