地中海に浮かぶ小さな島国、マルタ共和国を紹介します!
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私は今年の2月7日から3月8日までの約1か月間、語学留学のために滞在していました。
マルタの公用語はマルタ語と英語ですが、現地の人はほとんどマルタ語で話しています。
英語は独特なアクセントがあり、バスのアナウンスもマルタ語だったので最初は戸惑いましたが、語学学校で英語の勉強はちゃんとできましたよ!(笑)
私は、グッジーラという静かな住宅地に位置する語学学校に通っていました。
近所にはスーパーやパン屋さんもあるので、何不自由なく生活できます!
マルタは食べ物に関しては物価が安いので、美味しいパンがたくさん食べられます♪
マルタは路線バスが発達しています。
各町をバスが頻繁に結んでいるので、移動するのにとても便利です。
バレッタには大きなバスターミナルがあり、そこから乗れば島のほとんどの町に行くことができます。
マルタは東京23区の半分くらいの面積しかない国なので、バスで国が一周できるのです!
それでは!マルタを町ごとに紹介していきます♪
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首都バレッタは、美しい街並みと青い海を同時に楽しめます。
(↑メインストリートにあるオブジェ)
メインストリートの名前は、リパブリック通り。
お土産ショップやカフェが軒を連ねる賑やかな場所です。
町の入り口のバスターミナルから半島の先端まで、まっすぐにのびています。
マルタ騎士団の守護聖人ヨハネに捧げられた、聖ヨハネ大聖堂もリパブリック沿いにあります。
騎士団の富と力が結集した内部は、荘厳で美しく豪華絢爛です。
びっくりするほど細かいところまでゴージャスなので、観光スポットとして本当にオススメです!
ほかにぜひ足を運んでもらいたい歴史的建造物は、カーサ・ロッカ・ピッコラです。
16世紀に建てられた貴族の館で、当時の豪華で豊かな暮らしぶりを実感できます。驚くことに、現在も子孫が住んでいるそうです!
小腹がすいたら、ぜひジェラート店へ♪
何店かありますが、イタリアから来ているジェラート屋さんが1番美味しかったです(笑)
私はマルタで、よくカプチーノを飲んでいました。
1.5ユーロくらいの値段で、大きいマグカップにクッキー付きで出てきます!
ほとんどのカフェは無料Wi-Fiがあるので、ぜひ利用してみてください♪
(↑海は青く、透き通っています)
バレッタだけに限らずマルタ全体に言えることですが、休日はお店のほとんどが閉まってしまいます。遊びに行く際は気をつけてくださいね!
私がマルタに行った時はまだ気温が低かったので海には入れませんでしたが、夏には多くの観光客が海水浴やマリンスポーツを楽しみに来ます。
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日曜日の朝は、マルサシュロックの朝市がオススメです。
バレッタのバスターミナルから40分ほどで着きます。
観光客は市場のほうへ歩いて行くので、道が分からなくても波に乗って着いていけば辿り着けます。
新鮮な魚介類や野菜のマルシェ、伝統工芸品のレースや銀細工、ゴゾ島特産の蜂蜜など、たくさんの商品を低価格で購入することができます。
朝市では生産者に直接会うことができるので、ディスカウントしてもらえるかも…!?
市場の近くのレストランでは、美味しいシーフードが食べられます。
観光客が多いところなので、お店の人たちはとても優しくフレンドリーです。
マルタでは1人分の注文で2人分の量が出てきて完食するのが大変ですが、シェアして食べてもOKなので安心してください♪
高級なレストラン以外チップが要らないことも学生の私にはありがたいことでした。
(↑朝市のエビや魚介類)
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かつて騎士団が闊歩した町イムディーナは、今はオールドシティと呼ばれる寂しげな雰囲気をもつ静かな町です。
この町は城壁に囲まれており、どこまでもくねくねした狭い小路が続いています。
ここに行けばタイムスリップをしているかのような錯覚に陥ります。
(イムディーナのメインゲート)
イムディーナにはファンタネッラという人気のカフェがあります。
チョコレートケーキが有名ですが、ほかのケーキも美味しそうでした。
開放的なテラス席からは、マルタの長閑な田舎の景色を楽しむことができます。
お店は綺麗なお花で溢れていて、女の子はぜったい気に入ると思います!
イムディーナでお土産を買うなら、イムディーナガラスへ♪
店内は美術館と間違えるくらいきらびやかで、時間を忘れて綺麗な作品の数々に見入ってしまいます。
1階の天井に掛かっているシャンデリアも、美しいガラスで作られています。
お店に行くことがあれば、ぜひ探して見てください♪
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私が滞在中、1番好きだった町はスリー・シティーズです。
ヴィットリオーザ、セングレア、コスピークワの3つの町の総称で、バレッタの対岸に位置しています。
(↑自家用の船が所狭しに並んでいます)
スリー・シティーズはゆったりと時間が流れていて、住民の方が本当に優しいです。
家の中から挨拶してくれたり、カフェでは話しかけてくれました♪
マルタは小さな国なので、ほとんどの国民が知り合いでどこでもおしゃべりしていますが、スリー・シティーズは特に住民同士が仲良しだと思います。
スリー・シティーズはほかの町よりは観光スポットは少ないですが、歩いているだけでリラックスできるし、その空間にいるだけで幸せな気持ちになれる不思議な町です。
対岸に賑やかなバレッタが小さく見えるのも、ここスリー・シティーズの魅力だと思います。
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休日はフェリーでゴゾ島まで足を延ばすことをオススメします。
バレッタから約1時間で行くことができます。
ゴゾ島では観光バスかタクシーを使うと、丸1日有意義に時間を使うことができますよ!
私はグループでタクシーを利用したのですが、運転手のおじさん2人は親切で優しかったです。
おじさんたちにルートはお任せし、お昼ご飯のレストランも島民オススメの場所に連れて行ってもらいました♪
(↑青の洞門、ブルーグロット)
ゴゾ島で有名なのは青の洞門、ブルーグロット!
陸続きの高い岩礁が年月をかけて波と風でえぐられ、自然の大きなアーチを描いています。
周囲の美しい海面と相まって、青の洞門と呼ばれています。
私が行った時は天気が悪かったので写真では伝わりませんが、晴れている時のブルーグロットは本当に綺麗です!
だまし絵がおもしろい大聖堂もあります。
建築当時はドームが載るはずだったのですが、資金不足により取りやめになってしまいました。
そこでイタリア人の画家アントニオ・マヌエルによって遠近法を駆使した天井画が描かれ、あたかもそこに壮大なドームがあるような錯覚を与えることに成功しました。
注意深く見ないと、本当にドームがあると思ってしまうほどですよ!
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最後に、私のマルタで1番好きなスポットを紹介します♪
(↑ローアー・バラッカ・ガーデン)
バレッタにあるローアー・バラッカ・ガーデンです。
この公園からは、スリー・シティーズの方を一望できます。
オリーブの木などの緑が茂る公園の中央には、新古典様式の神殿が建っています。
マルタはネコが多いのですが、この公園でもたくさんのネコが日向ぼっこをしていて癒されますよ♪
マルタの人たちもベンチで寝ていたり、本を読んだりしてリラックスしていました。
ここは、実際のマルタの雰囲気を感じられる場所のひとつだと思います♪
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マルタはまだまだたくさんの魅力がある国です。
ここでは伝えきれない人々の温かさや、ゆったりと流れる時間、美しい景観の数々…
直行便がないため飛行機に乗っている時間は長いですが、訪れる価値は本当に大きいです!
みなさんもマルタへ旅行してみてはいかがでしょうか?(*^^*)