【世界の衣食住】ロシア

今回の衣食住は、世界一の国土を誇る国、ロシアについてご紹介します。
 
 
 
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ロシアと言えば、シベリアを思い浮かべ、寒い国というイメージがすぐ浮かぶ人が多いのではないかと思います。
ただ、面積が広いため、地域差があります。モスクワあたりは北海道と同程度の気温です。
しかし、ロシアに行く人はあまりいないと思いますし、ロシアについて知っている人は少ないと思います。
そこで、ロシアの衣食住をご紹介します。

~衣~

ロシアの代表的な民族衣装は「サラファン」です。

17世紀までは男女兼用の服で、長袖ローブでしたが、18世紀に入るとサラファンは女性服になり、足まである長いドレスになりました。

昔はサラファンの装飾(素材やボタン、刺繍など)でその人の社会的ステータスや資金力を示していたそうです。シルクなどの高級素材を使っていたり、金色の複雑な刺繍を施していたりと富裕層はサラファンにこだわりを持っていました。

また、地方によって個性が出ていて、特徴も様々です。使用する布の素材も異なり、デザインもそれぞれ独自性を出しています。現在では、昔よりも軽いサラファンになり、より手軽に着られるようになっています。

~食~

 

ロシアの食文化は土地柄、食糧確保が難しいことや気温が低いことから保存食や温かい物が多くあります。

寒い冬を乗り切るために魚や肉なども燻製にしたり、野菜は漬物にしたり、牛乳をチーズやヨーグルトにしたり、果物をジャムにしたりと食材が長持ちするように工夫を施してきました。また、温かいスープは必ずと言っていいほど毎日食べます。
ロシアの有名な料理はボルシチ、ピロシキ、ビーフストロガノフですね。もちろん大人の方には体を温めるためにはウォッカも欠かせません。

また温かいスープや料理を温かいうちに食べるために一品ごとに配膳されます。

このことがフランスに伝わり、世界の配膳方法をがらりと変えたと言われています。

~住~

現在ロシアのほとんどの人がアパート・マンションに住んでいます。

一軒家はロシアではあまり見ることはないと思われます。なぜなら旧ソ連時代に政府が住居を建て国民はそれぞれ割り当てられ、住居を選ぶことができなかったそうです。またそのことに不満なく今日も過ごしているため一軒家はないそうです。

しかし農村部では「イズバ」という丸太小屋があります。ロシアの民話に度々登場するらしくロシアで知らない人はいないそうです。

長年ロシアの住居として使用され、昔はこのイズバに住むのが一般的でした。古代ロシア語でイズバは「あたたまるもの」という意味だそうです。家の真ん中に「ペチカ」というロシアのストーブが置かれます。またペチカには「ドモフォイ」というロシアの家の精が棲んでいると言われています。ドモフォイは家に平和と富をもたらすと信じられています。

 

ロシアの衣食住はいかがでしたか。少しでもロシアに興味を持っていただけたら幸いです。

もっとロシアについて知りたいと思った方はこちら


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