完全ガイド!外国為替市場と株式市場の違いを理解する

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副業のひとつとしても注目されるようになってきている『株取引』と『FX取引』。その話題性から、興味をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか?

株に関しては日本社会において一般的にわりと良く知られているかもしれませんが、海外fxに関しては、まだまだ理解されていない点も多いかもしれません。FXとは外国為替証拠金取引のことを指しており、円とドルや、ユーロとドルなどの異なる法定通貨を売買して交換する外貨両替のことを意味しています。この外国為替市場と株式市場は、投資家にとっても重要な金融市場ですが、それぞれには異なる特徴があります。ここでは、その基本的な違いやそれぞれの特徴について、詳しく解説していきます。

基本的な違い

簡単に言うと、外国為替市場では、通貨の売買が行われる市場であり、世界中の国々の通貨が取引されるのに対し、株式市場では、企業の株式が売買されます。また、外国為替市場では通貨の価格が相対的に変動して為替レートが決まるのに対し、株式市場では、企業の業績や市場の需給などによって株価が変動します。株は長く保有することで配当金・株主優待が得られるのも特徴です。そのうえ、保有期間中に大きく価値を伸ばす企業も少なくありません。そのため、中長期での投資を考えている人にはおすすめです。

一方、FXの場合は最大25倍のレバレッジで取引できるので、少ない資金で大きなリターンを狙うことが可能です。さらに、FX市場は24時間動いているので、深夜や早朝でも注文できます。日中は仕事で株式チャートを見られないという人におすすめです。短時間で利益を得たいという人も検討してみていいでしょう。

それではより具体的に、違いを比較してみましょう。

投資対象と利益の出し方が異なる

株とFXでは、発行元も投資商品も異なります。株取引の場合は、企業がそれぞれ発行している株式を投資対象としています。価格や発行している株式数は、企業それぞれで異なります。また、一般的に取引できるのは、証券取引所に上場している『上場企業』といわれる企業の株だけです。株取引では、安い時に買って、高い時に売ることでその差額を得る『値上がり益』、信用取引を利用して株を借りて高い時に売って、株価が安くなった時に買い戻すこと(空売り)で得られる利益、そして配当金や株主優待などで利益を出していくのが特徴となっています。

一方、FXは世界各国が発行している通貨が投資対象となっています。また、投資できる通貨数はFX業者によって異なります。流通量が多い米ドル、ユーロ、円のようなメジャー通貨以外にも、途上国のマイナー通貨に投資することができます。通貨に投資して得られる利益としては、安い時に買って、高い時に売る値上がり益や、金利が低い国の通貨を売って、金利の高い国の通貨を買い、金利の差額を受け取れるスワップポイントなどがあります。ただし、逆に、金利の高い国の通貨を売って、金利の高い国の通貨を買ってしまうと、スワップポイントの支払いが発生してしまうので注意が必要です。

必要資金が異なる

株は基本の取引単位が1単元株で100株となっています。1単元株の価格は、数百円から数万円と幅広い価格になっていますが、あまりにも株価が安い銘柄は低位株と呼ばれており、おすすめできません。市場にある過半数の株は、1単元を購入するにあたって、15万円以上あれば取引ができるので、最低でもその金額は必要になってくるというわけです。ただし、『ミニ株』というサービスを利用すれば、1単元株ではなく1株単位での購入も可能なので、少ない資金でも株取引をはじめることができます。

これに対し、FXでは、マーケット内の過半数を取引できる単価、FX業者の最低取引単位などを考慮して算出すると、最低でも4万円は必要となってきます。ただし、FXは投資対象の単価が低く、円との為替レートでいうと200円未満のことが多いため、1通貨単位で取引が可能な業者では、数千円といったお小遣いレベルの資金ではじめることも可能です。これは投資初心者で「少額で投資を体験してみたい」という人には有難いですよね。

値動きの大きさ

状況によって1日の値動きの大きさは変わりますが株とFXを比較すると、株の方が値動きは大きいです。

1日の値動き幅でいうと、仕組み上は値幅制限がある株は0%~3100%です。実際の1日の値動き幅をみてみると、2020年4月13日~2020年5月8日の実績では、日経225上場投信(1321)は1%~3.6%程度で推移しています。

これに対し、FXは仕組み上、値幅制限がないため、無限に動くことになります。とはいえ、実際の1日の値動き幅では0.5%~1.8%程度で推移していて、そういったことからも株の方が大きく変動しているといえます。

レバレッジ

株とFXとを比べた時、最も大きく異なる要素と言えるものの1つが『レバレッジ』ではないでしょうか。

株の場合は、現物取引ではレバレッジをかけることができませんが、信用取引の場合、最大で3.3倍のレバレッジをかけることができます。ただし、銘柄によっては信用取引ができないものもあるので注意が必要です。一方、FXの場合は金融庁のレバレッジ規制により、最大で25倍のレバレッジをかけることができます。さらに、どの通貨ペアであったとしてもレバレッジがかけられるのです。そのため、リスクが高くなりますが、FXは株よりも少ない資金で大きなリターンを狙うことができます。

取引時間

FXのメリットとしてあげられるのが、取引時間です。FXは、世界中の市場で取引されていることもあり、時差の関係でそれぞれの市場が開いている時間が異なってきます。言い換えれば、平日であれば24時間いつでも取引することができるのです。一方、株は、証券取引所が開いている平日の9時から15時までしか取引できません。さらに1時間の昼休憩時も取引が止まります。つまり、1日のうち実質5時間しか取引できないのです。証券取引所を介さずに株取引ができるPTSを使えば、夜間取引も可能になりますが、指値注文しかできないことや、証券取引所よりも取引が活発でないために約定しづらいというデメリットもあります。

必要な知識・情報が異なる

株とFXは投資商品が異なるので、当然ながらそれぞれの値動きに影響を与える要因についての知識が必要となってきます。ただし、テクニカル分析をしたいのであれば、株もFXも、ローソク足やチャート、テクニカルチャートについての知識などが必要になるのは変わりません。

株なら日経平均をはじめとした様々な指標の動向、経済指標といった市場に関する知識が必要となります。また、企業に投資するため業績の推移、競合他社との比較、為替や商品価格等の影響を受けやすい銘柄の場合はそれらの価格動向など、経営に関する様々な知識も必要となります。

それに対して、FXでは政治・経済情勢や各国の政策金利および金融政策、経済指標といった世界経済に関する知識が必要となってきます。また、原油や金などの資源価値の状況などが為替市場に影響を及ぼすため、投資する通貨によっては情報収集が何よりも大切になってくるのです。

手数料

株もFXも、手数料に関しては証券会社、業者によって異なってきます。株の場合、ネット証券では手数料は無料のことが多いですが、中には最低で50円、高額になると1,000円以上の手数料がかかる証券会社もあります。また、1取引当たりの約定価格や1日あたりの注文金額によって手数料が変動する証券会社もあるので、それぞれ確認が必要です。

一方のFXは、基本的に手数料が無料であることが多いですが、買う時と売る時の価格にスプレッドという差額があり、この分が実質的な手数料になっていると言えます。例えば、1万通貨の取引でスプレッドが0.3銭であれば、1万通貨×スプレッド0.3銭=3,000銭で、実質30円の手数料となってきます。

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