プーノ?聞きなれない、そんな都市の街並み紀行です!!
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わたしは、ペルーとボリビアの国境にもなっているチチカカ湖があるプーノという都市を訪れました。
チチカカ湖はインカ帝国発祥の地とも言われている神聖な湖です。
今回プーノを訪れた目的は、チチカカ湖に浮かぶウロス島です!
ウロス島とは、チチカカ湖に生息するトトラという葦を使ってできた浮島です。
なんと、プカプカ浮いている島なのです。家も船もトトラでできていて、食べることもできるのだとか。
雨が降ると翌日には違うところに流されていたり、島民同士でけんかして島を切り離したり、なんてこともあるのだとか。
ちょっとフカフカしていて、でも意外と安定感があって浮いている島とは思えませんでした。
現在は、観光業で生計を立てカラフルでかわいい手づくり民芸品を販売しています。そしてその収入で週に1回プーノに行って食料を調達するそう。
島には、初の日系ペルー人大統領アルベルトフジモリ氏の政策によってつくられた、病院と学校がありました。
私たちが島に着くと、以前日本人から教えてもらったという日本の民謡を披露してくれました。島にいる子供たちと一緒に折り紙やじゃんけんをして遊んだり、私の祖母が作ったちりめん細工をプレゼントしたりして交流をしました。
私が作ったぱっくんちょは大好評!海外に行くと折り紙を持っていくだけで子供たちの人気者になれますよね笑。しあわせ!
かわいいちびっこの帽子に私の祖母の作ったちりめん細工を付けてあげました。
おばあちゃんが小鳥のえさを作っていていたので手伝わせてもらいました。
そのあとは、民芸品の作り方を教えてもらったり、島の料理作りの見学をさせてもらいました。魚のマスを使った料理はとてもおいしかったです。
もともとウロス島はインカ帝国時代やスペイン植民地時代に差別を受け地上で暮らすことのできなかった人々が生きる場所を求めて作り上げた島です。
ウロス島は決して住みやすい島とは言えませんでした。現代の社会だったら、島を捨てるという選択肢だってあるはずです。それでもこの島の人たちは、この島で個性を前面に出して、自分たちらしく暮らしていました。自分たちのアイデンティティを観光と結びつけながら生活している彼らは、とても美しかったです。ちょっと外に出れば便利すぎる社会がある、誘惑の多いこの時代には島での生活は葛藤も多いのかもしれませんが、次にプーノに行くことがあった際にも、ウロス島は残っていてほしいとよそ者ながらに感じました。
クスコから車でかなり時間がかかりましたが、ウロス島に行けて良かったです。
子供たちが本当にかわいかった!!
ぜひ今度はホームステイしてみたい!
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