【世界の衣食住】キューバ

ビニャーレス渓谷

今回の世界の衣食住はカリブ海最大の島国であるキューバ共和国からお送りいたします!

 

 

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~衣服~

キューバにはグァジャベーラと呼ばれる伝統的な服があります。服といっても私たちが想像しているような民族独特の派手さや豪華はなく、シンプルなTシャツが伝統的な衣服なのです。グァジャベーラはメキシコでも利用されていて、ユカタン半島のメリダから輸入されました。グァジャベーラという名の由来は農家の人たちが野良仕事を終えて、家に帰る際、フルーツの一種であるグァジャバをTシャツにあるポケットに詰めて持ち帰るために利用されたことからグァジャベーラという名が付きました。グァジャベーラは正装に使われていて通気性に優れ、暑い土地でも楽に着こなすことができます。日本では背広とネクタイが正装ですが、暑い熱帯地方ではこのようにラフな格好で仕事ができるなんて魅力的ですね。

 

~食事~

キューバは1500年代の大航海時代にスペイン人や奴隷としてアフリカから連れてこられた人からの影響をうけていて、現在の主なキューバの食材はスペイン人やアフリカ人によって持ち込まれたものが多いのが特徴です。また、キューバの独立後はアメリカ人の影響下におかれたこともあり、アメリカの食材も多く含まれています。主食はお米で白米は塩と油を加えて炊いています。白米に豆を乗っけることが多く、代表的な料理は黒インゲン豆を添えたアロス・コン・フリホーレス・ネグロスや、赤インゲン豆に豚肉、香辛料を加えたコングリという豆ご飯があります。他にもポタージュや、トマトを使って味付けされた牛肉や豚肉を食べる文化があります。また、多くの人が知っているように、キューバはサトウキビの原産国でもあります。そのため、砂糖などの甘味を好みます。コーヒーに砂糖を入れるほか、サトウキビから作ったお酒のラム酒もキューバの名産品です。

~住まい~

キューバの住居のコストは安く、キューバ革命が始まった1960年代、住宅は国有化されていきました。しかし、平等な社会主義国で人々は仕事や住居、食物も割り当てられています。ですが、経済危機のため、物資不足が続いています。そのため政府は、国が従業員を解雇し、自立や私有化などを推進しています。首都のハバナの住居は一般的な住まいはとても狭く作られています。食卓や小さな居間、寝室があるほどで、家で長い時間を過ごすと圧迫感を感じるそうです。子供たちは玄関先やベランダで外の風に当たりながら座っている子が多いようです。開放的な空間を求めるため、人々は窓を開けっぱなしでくつろぎ、家族や隣人の人との付き合いをとても大切にしています。

国が貧しくても自由を持ち、力強く生きるキューバ人。

そんな生活を毎日明るく過ごしています。


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