ニューヨーク(アメリカ合衆国)
Hello New York
皆さんにとってのNYのイメージは?
ブロードウェイ、自由の女神、エンパイア・ステート・ビル、ウォールストリート?
自分にとっての憧れの地、NYに行く機会がこの夏、初めて訪れた。今回はその体験を綴ってみたい。
8月17日、DELTA276便、デトロイト経由NY行は、僕らをのせて飛び立った。
デトロイトに到着した自分らを待っていたのは厳しい入国審査であった。審査を待つ長蛇の列は、いくら待っても遅々として進まず、乗継便の時刻が頭をよぎる。
その旨を係員に伝えたところで”WAIT”の一言。結局2時間以上も入国審査に時間をとられてしまい、飛行機を乗り過ごし、後の便に振り替えてもらう事に。
まあ、次の便は3時間後だから、空港でも探検するか!そんな事を考えながら、楽しく空港を見学し17時発のNY行に搭乗。
あれ?飛行機がいつまでも飛ばないぞ?アナウンスはあるものあまりの早さに聞き取れず。そうこうするうちに周りの乗客は飛行機から降り始めた。客室乗務員に尋ねると、現地がサンダーストームのため飛べないとの事。
まじか。。。
結局その後また空港で5時間近く待たされるはめに。飛行機は無事飛んだものの、NYについたのは、夜中の12時。なんだかんだで、NYまで24時間以上もかかってしまった。乗り継ぎには時間のゆとりが大切だとつくづく思った。
時差ボケか前日のトラブルのせいか、疲れもとれない中、ホテルを出る時のテンションは最低だったかな。
それが、いざ街に繰り出したところ、たちまちNYという街に夢中になってしまった。
テレビでもお馴染みのタイムズスクエアを歩いていると、聞こえて来る世界中の言語。人種と国籍がこの街においては関係ない、そう感じてしまう。
ブロードウェイでは“Wicked”を鑑賞。言葉は分からなくとも、その迫力と想いはびしびしと伝わって来た。人の本気は、心を動かすという事を改めて実感させられた。
普通、旅行していると、外国人というのは珍しがられるものであるが、旅行者がここまで、よそ者扱いされずにほうっておかれる街もないのではないだろうか。
次の目的地メトロポリタン博物館では、高校の教科書でもお馴染みの様々な絵画や彫刻と出会う。よくここまで集めたものだと感心する。まさに歴史の生き証人と言えるかも。
NYでは行く先々で路上パフォーマンスが盛んで、歩くだけでも新鮮だった。屋台でホットドックなんか買って、食べながら雰囲気を味わうのも旅の醍醐味かな。
これまでの移動は地下鉄とタクシーだったが、心配していた治安も問題なく、安心しての乗る事ができた。NYは地下鉄の網が張り巡らされているので、どこに出るのも便利である。
お次はNYのシンボル、エンパイア・ステート・ビルである。このビルは屋上階(320メートル)へと上る事ができ、マンハッタンの夜景を一望できる!
ただ、一言補足しておく。この展望台まで行くのには2時間くらいかかる。
どこもかしこも観光客で一杯なのは、さすがだなあと感じてしまう。
NYはとにかく華やかな街である。しかし、勿論プラスの側面だけではない。
これは、2011年の同時多発テロの跡地に残されたものである。今この土地に、新たに世界貿易センタービルが作られている。しかし、同時に悲劇を風化させずいつまでも残しておこうという、強い意志が感じられた。
NYは時間の流れるスピードがとにかく早い街だった。でもそんな街の流れにひたっているとまた頑張ろうという意志がわいてくるから不思議である。
今回のNY滞在は僅か2日ばかりだったが、やはり自分にとってNYはスペシャルな街であった。
次にくるときは、長い滞在日数と、いくらかのお金を持って。
そして、また世界の中心で、英気を養いたいな
(坂田)