ケルン大聖堂(ドイツ)

ケルン/ドイツ
●1996年登録
●文化遺産
●入場料:無料
●アクセス;ケルン中央駅から出てすぐ
自身初の一人旅で5ヶ国目に訪れたドイツ、その中でも特に感動したのが、この世界最大のゴシック建築と言われるケルン大聖堂です。
私はオランダのフェンロという町からケルンに入ったので、途中で電車を乗り継ぎながらケルン中央駅に到着。
駅を出るとすぐ、その大きな教会が姿をみせました。
世界史を勉強するのがもともと好きだったので、もちろんこのケルン大聖堂の事は前から知っており、自分の中の「一度は行ってみたい場所ベスト5」にランクインしていた場所であるのでわくわくが止まらなかったのですが、実際にそれを目の前にした時はただただ圧倒されました。
「…でかい…」
ボキャ貧かも知れませんが、本当にこれ以外の言葉が出てこないくらい大きく、重く、気品の漂う建物でした。
高さは157m。
日本には333mの東京タワーや634mのスカイツリーなどがあり、「そんなに大きくないじゃん。」と思うかもしれませんがとんでもない。
実際にそれを目の前にした時の建物からあふれ出るような重厚感。
それもそのはず。ケルン大聖堂は金属を使っておらず、全て石で作られています。
上の写真を見て分かるでしょうか?
柱の一本一本に細かい彫刻が施されており、もう言葉を失うほど美しいのです。
繊細な彫刻が施されている157mもの石の建築物を見たことがあるでしょうか?
まるで子供のころのわくわくがよみがえってくるような感覚になります。
この協会のドイツ語名称は「ドム・ザンクト・ペーター・ウント・マリア」 といい、現在のものが3代目。
これが完成するまでには632年の期間を要したと言われています。
一番初めに完成したのが4世紀。
現在のケルン大聖堂は19世紀初頭のナポレオン戦争時、ヨーロッパにおいてナショナリズムの高揚がみられ、その流れの中で自民族の伝統をアピールしさらには心の拠り所とするために修築作業が初まり完成しました。
私が訪れたときも、まだ一部では修築作業を行っていたようでした。
外見に圧倒されながら中に入ってみると、思わず息をのむような景色がそこにありました。
映画でしか見たことが無いような装飾、そして祭壇。
内部には観光客はもちろんですが、熱心なキリシタンの方々もいらっしゃって、あちこちで十字を切る人や目を閉じ祈りを捧げている人がいて、神聖な場所なんだなと肌で判じることができます。
あ、ちなみに教会内では帽子は必ず外すようにしましょう。
かぶったままで教会内をうろついていると、神父さんらしき人にいきなり怒鳴られてしまいますよ。(体験談)
教会内にあるステンドグラスも本当に美しい。
教会内のガイドは確か2 €で販売していました。(値段は覚えてない…)
日本語のガイドもあったので、それを見ながらまわるとより一層楽しめるんじゃないかなと思います、
私は無宗教でキリシタンな訳ではないのですが、なんだかその場所にいるだけで心が洗われるような気がして新鮮な気持ちになりました。
外にあるギフトショップではこんなものが。
ケルンとデュッセルドルフはライバル都市なんでしょうか?
わかりません…
ドイツには首都ベルリンをはじめ、フランクフルトやミュンヘンなど数多くの有名な観光地がありますが、ここケルンがドイツでは一番だという人も少なくありません。
そんなケルンの顔が、このケルン大聖堂。
年間600万人もの人々を引き寄せるその魅力は、実際に行ってみないと決してわかりません。
人生で一度は、このケルン大聖堂を訪ねてみてはいかがでしょうか。
少し寒いですが、クリスマスシーズンはより一層綺麗な景色が見れるはずですよ。
胸を張っておすすめできる、世界遺産の一つです。